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今年一年を振り返って個人的な今年の漢字を決めようと思う。

今年はコロナウィルスの世界的流行によって、思うようにサーキットに行けない時期があった。
緊急事態宣言は4月から5月末だったかな。一番屋外サーキットが気持ち良い時期だったので悔しい想いをした。
その頃にスカイホビーで遊べたら気持ちよかっただろう。春の日差しを浴びながら楓のお弁当を食べたかった。

1月にスカイホビーの540ツーリング走行会に出る事を決め、2月の走行会に参加した。
割とリラックスして参加できたので、次も参加してみようと思えた。

写真からでも寒さが伝わってくる

今年の梅雨は長かった上に、週末に雨が降ることが多かったので緊急事態宣言解除後も中々スカイホビーに行けなかった。
しばらくラジコンを操作できないまま、久しぶりにプロポを握って、9月の走行会に参加した。
結果は散々だったが日々の練習は大事なんだなと痛感した。

その後、スカイホビーの仲間から次回の540ツーリングの走行会は年明けになりそうだし、オフロード走行会に出ようと誘われた。10月の終わりぐらいだったか。
時間が限られた中で仲間内でタイヤはどれがいいだの、速い人に使ってるインナーを聞いてみたりと色々試した。
楽しかったな。同じシャーシを使っていたのも良かったのだろう。話も盛り上がるし、それぞれの研究の成果も共有できた。
それぞれ目の向く先が違うので、お互い補完できて効率が良かったと思った。改めて個性って大事なんだなと思った次第である。
12月の走行会では自分では満足いく結果を残せて嬉しかった。

子供の頃はバギーに憧れていたものだ

これまでスカイホビーをメインに通っていたが、天候に左右される点が気になり始めた。
屋外サーキットでは雨天はいうに及ばず、暑さ寒さに加え風の強さまでも気にしないといけない。
室内サーキットに興味が出始めた頃、前々から欲しかったアソシのショートコーストラックも新型が出るという。
ショートコーストラックを購入してチャンプ相模原に行く計画を立て始めた。

ショートコーストラックはその存在を知ってからずっと欲しかった

そして12月18日の金曜日、フタバ産業の解散が知らされた。
これはショックだった。私はフタバ産業で初めてのキットとプロポを買ってラジコンを始めたのだ。
その後もわからない事や困っている事を相談すれば店員さんが親身なって話を聞いてくれた。
そして右も左もわからない私をサーキットデビューからレースデビューまで支えてくれた。

正直なところ、フタバ産業の店員さんのサポートが無かったら私はラジコンを続けられなかったと思う。
説明書通りに組んだはずが組めていなかったり、オプションパーツを組み込む時の注意点など、初心者では気づけなかったり解決できないことが沢山あった。
そういう時、的確なアドバイスをくれる人がラジコンを続ける上で私には必要だった。
違うお店だが、「RCアドバイザー チャンプ」という名称に納得がいったのもそれに気がついてからだ。
機械の知識、電気の知識、ゴムや金属などの素材の知識など様々な知識を要求されるのがラジコンなのだ。
そしてその操縦は俯瞰で行う。こんな難しいものをアドバイス無しで独学するのは相当な根気が必要だ。

フタバ産業 個人的に思い入れの強いお店だ

今年の緊急事態宣言中はラジコンがよく売れたと聞く。
そうして増え始めたラジコンユーザーがこれから続けるためにはアドバイスをくれる人が必要だろう。
現在、YouTubeでレディオガガの高橋さんやTN Racingのババンゴさんが精力的に活動なさってるのは心強い。
Twitterでも情報交換が頻繁に行われている。サーキットや店舗もBlogやSNSを活用して発信している。
時代は変わり続けるのだ。インターネット通販で買い物をし、インターネット経由でアドバイスを受けるのだ。
変化に対応し続ける業界は生き残れる。ラジコン業界もどうか生き残って欲しい。

本音をいえば、店舗で買い物をし、店員さんにアドバイスを貰うというスタイルを続けたかった。
だがそれはもう、諦めなければならないのだろう。変わらなければいけないのだろう。
真夏と真冬のスカイホビーは過酷すぎる。ただし、天候の良い時は最高だ。
オンロードはまだ始めたばかりだが、ラジコンを始めたときにやりたかったのはオフロードだった。
今年は自発的な変化のみならず、外的要因からの変化も多かった。
よって、個人的な今年の漢字は「変」とすることにする。