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MIPの工具を使ってみて

MIPの工具を半年ほど使ってみた感想と気がついた点を書く。
購入を検討している方の参考になれば幸いである。

わざわざスタンドを手作りするほど気に入っている

まず手に入れてからはメンテの度、ピットテーブルを作る度にウキウキできる。
趣味の世界においてウキウキできるというのは一番大事なことだろう。
手に入れてしばらくは「やった!MIPだ!これで私も人間だ!」と一人ではしゃいでいたものである。

ビットの精度は確かに良く、ねじの六角穴にぴったりハマるので気持ちよく作業できる。
ボールヘッドも同様に精度が良いので安心して使用できる。
ボールヘッドはドライバーを斜めに差し込んでネジを回せるので持っておくと便利だ。
私は使用頻度の多い2mmだけ普通のとボールヘッドの両方を購入して使い分けている。
また、ドライバーの大きさも長すぎず短すぎず、R/Cカーに使うのにちょうど良い大きさだ。
そして、私はこのべっこう飴のような色のグリップが特に気に入っている。私にはこれが可愛く見えるのだ。
むしろ私の場合はこのグリップに惚れて使っていると言っても過言ではないかもしれない。

さて、一通り褒めたところで気がついた点も2つあるので書いておく。

1つ目は工具全般に言えることだが、MIPもまた錆びるということ。
錆が浮いてきたぐらいならばWD40を含ませたウエス等で拭ってあげれば取れるが、錆がひどい場合にはスコッチブライト等にWD40を含ませて擦ることになるだろう。
スコッチブライトを使う場合は擦りによる傷をつける覚悟が必要だ。
錆を予防するには、使う度にWD40を含ませたウエス等で拭ってあげると良い。
さらに保管の際にはグリス類を塗布してやるとなお良いが、保管場所がグリスで汚れるリスクがある。
私は面倒くさがってどちらもやらなかったので錆が浮いてきた。今後はWD40で拭うぐらいはしたいと思う。

2つ目はパーツクリーナーでグリップ部分を拭かないこと。
R/Cカーのメンテをしてるとグリスや油のついた手で触ってしまうことがある。
グリップ部分がヌルヌルすると気持ち悪いのでパーツクリーナーで拭き取りたくなるが、そうすると下の画像のようになる。

上のグリップの文字はパーツクリーナーと共にウエスに吸い込まれていった

このように墨入れされていた文字が消えてしまう。
KUREのパーツクリーナーとタミヤのパーツクリーナーの2種類を試したがどちらでも文字は消えてしまう。
中性洗剤などでグリップの部分だけ洗うのが良いかもしれないが、錆びるので水気には注意が必要だ。
その場合は全体の水気を拭って、さらにビット部分をWD40を含ませたウエス等で拭ってあげるといいだろう。
私はもう失敗してしまったのでパーツクリーナーで拭き続けるつもりだが。

R/Cカー用の工具は他のメーカーからも魅力的な商品がたくさん発売されているので、MIPにこだわる必要はないと思うが私は気に入ってしまったので大切に使い続けるつもりだ。

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