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スカイホビー新路面でのタイヤインナー選び

2021年10月にスカイホビーのBコースが改修された。
今回の改修ではアスファルトが全面に渡って張り替えられて滑らかな路面となった。
昨年からの新型コロナウィルスの流行で経営的に楽観できないであろう中での全面張り替えとは頭の下がる思いだ。

路面が変わったことで、相性の良いタイヤとインナーの組み合わせも変わるだろうということで調査してみた。

約20年ぶりにアスファルトが張り替えられた「かつかつBコース」

タイヤインナー調査

この記事を書いている段階では来年度の540走行会のレギュレーションは公開されていないが、引き続きタミヤのAタイヤ(OP.433)とB3タイヤ(OP.705)が採用されるであろうと予想してこれらのタイヤを調査対象とした。
調査時期は2021年11月上旬で週末や祝日だったので、走行台数が多い中で調査できた。
調査した日はいずれも快晴で路面温度はおおよそ15℃〜35℃の範囲であった。
35℃ぐらいまで上がるとB3タイヤも少しグリップしてくるようになるが上記のような温度帯だとAタイヤの方が良かったので、B3タイヤの記述については話半分で読んでいただけるといいかもしれない。
なお、現在の私はタイヤウォーマーを使いこなせてるとは思えなかったので使用しなかった。
私はまだ「これぐらいの路面温度の場合はこのタイヤを何度で何分温めて〜」というお話はできない。
よってタイヤウォーマーを使用しない方が再現性が高く、この記事を参考にする人のお役に立てると考えたからだ。

タミヤ スポンジインナー(AO-5034)

改修前のスカイホビーの路面は表面が痛んでザラザラな上、所々に亀裂によるギャップのある荒れた路面だった。
それに対応するためにタイヤインナーは柔らかいものが選ばれる傾向があり、AタイヤでもB3タイヤでもアフターパーツのスポンジインナーが好まれる傾向にあった。
私もこれまでに組んだタイヤがあったのでまずはスポンジインナーから試した。
しかし新路面ではAタイヤでもB3タイヤでも車の動きがダルく、特にAタイヤではスキール音がうるさかった。
Aタイヤでスプリングを硬くして対応しようとしている人もいたが、やはりスキール音はうるさかった。

タミヤ モールドインナー・ソフト(OP.434)

AタイヤでもB3タイヤでもスポンジインナーに比べて車のダルさが軽減されてコントロールしやすくなった。
今回の調査では路面温度が低めだったので断言しづらいが、おそらくB3は適正温度帯になった時にこれを使うことになると思う。また季節が変わって適正温度帯になった頃に試してみたい。
Aタイヤではスキール音は減ったものの、まだタイヤは鳴いていた。

タミヤ モールドインナー・ミディアム(OP.582)

こちらはAタイヤでしか試していないが、今回の調査での温度帯なら上記二種と比べてこれが一番良かった。
少しのステアリングの操作でタイヤにしっかり荷重が乗る感じで、車の転がりも良く感じた。
Aタイヤでのスキール音もしなくなった。

結論

とりあえず入手しやすいタミヤ製のものから選んだ結果、Aタイヤはミディアムインナー、B3はソフトインナーというタミヤ推奨の組み合わせがそのまま使えそうだ。
また、今回の調査で路面が変わった場合にはインナーを含めてタイヤを見直すのが最優先で、その他のセッティングでは根本的解決にはならないという教訓を得た。
今後も「心技タイヤ」を忘れないように強く心に刻みつけて取り組みたいところだ。

これまでスカイホビーはスポンジインナーが鉄板だったことから、路面改修後もスポンジインナーを使い続けようとして迷宮入りしてしまった方の一助になれば幸いである。

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