さて、今回からシャーシ製作編である。
この日はあまりお天気が良くなかったので、先に塗装を済ませておいて良かったと思った。
早く走らせてみたいのは山々だが、あまり焦らずのんびりと製作を楽しみたいと思う。
また、せっかくブログの記事にするので、私なりの組み方や工夫も紹介していきたいと思う。
ボールデフの組み立て
ボールデフが標準装備なのは嬉しい。
ボールデフの組み立てには慣れが必要かもしれないが、慣れてしまえばそこまで面倒でもない。
いや、面倒か。慣らしもしないといけないし。ギヤデフと比べると消耗品も多いので維持費もかかるかな。
そういえばタミヤのOP.1226 3/32インチタングステンデフボール(12個)が市場になさそうなのだが、生産中止しているのだろうか。中止ならば早めに再開して欲しいところだ。
ともあれ、ボールデフを組み立てていく。
左からタミヤ、京商、JConceptsのボールデフグリスを並べてみた。
タミヤのボールデフグリスが一番効きが軽く、JConceptsのが一番重く効く。京商はその間だが、重め寄りかな。
気温や路面のグリップ感に合わせてボールデフグリスを変えようと思って3種類用意している。ローグリップ路面なら軽め、ハイブリップ路面なら重めが良いが、京商のを選んでおけば大きな外しは無い感じだ。ただ、BBXを走らせるフィールドはおそらく砂が浮くようなローグリップ路面になるだろうから、今回はタミヤのボールデフグリスを使うことにした。
2024年5月16日 訂正:デフグリスはグリップ感ではなく、曲がるか曲がらないかで決めていた。
効きが軽い方が曲がる。効きが重い方が曲がらない方向だ。
また、効きが重い方がギャップを拾わずに車体が安定する。特に高速域で顕著だ。
ダート路面ならギャップはあるだろうから、曲がらないと感じない範囲で重めの方が良い事が多いと思う。
なお、組み立てる際にはピンセットの他に小さめのヘラがあると便利だ。
私はタミヤクラフトツール 調色スティックを使用している。これでデフギヤの穴にボールデフグリスを盛るのだ。
ピンセットはタミヤクラフトツール 精密ピンセット (ツル首タイプ)が肉厚で使いやすい。
ギヤボックスの組み立て
ボールデフを組んで、ギヤボックスを完成させるとスリッパーの入れ忘れに気がついた。
スリッパーは最初から入れておこうと思っていたのだ。
ギヤボックスを一回バラして組み直しだ。でも早めに気がついて良かった。
スリッパー調節用のナットがM2.6なので調節の際には5mmのスパナまたは、タミヤの十字レンチか板レンチで調整する必要がある。
スリッパーのシャフト側のネジをM3で作ってくれれば5.5mmのスパナまたはボックスレンチが使えて良かったのだが。
モーターを取り付ける際には丸ビスではなく、上の写真右下のキャップビスが良い。
モーターを固定するときにはしっかり締め込みたいのだが、丸ビスだと舐めてしまうことがある。
キャップビスならその心配が少ない。2.5mmの六角レンチでしっかり締め込める。
もしお持ちでないなら、M3の6mmキャップビスはいくつか購入しておくことをお勧めする。
ピニオンギヤは48ピッチでスチール製の18Tが付属していた。これも良心的であると感じた。
スチール製のピニオンギヤは重いがタフである。たくさん走らせて欲しいという気持ちが伝わってくる。
砂埃の侵入を防ぐためにギヤボックスの合わせ面にセラミックグリスを塗っておこうかと思ったが、精度良くピッタリと噛み合ったのでやめておいた。
精度も高いし樹脂も固めだし、このギヤボックスは良さそうだ。この後作っていく部分にも期待が高まる。
なお、ビスを入れる箇所にはOP.1232 3mmビス穴タップ(M3×0.5)でタップを切って作業した。
また、この後の製作もほとんどの箇所でタップを切った。
タップを切っておくとビスを入れやすいのもあるが、終わりのところでは急に重くなるから締め込み過ぎの防止にもなる。
今回はここまで。
BBXの購入を検討されている方の参考になれば幸いだ。