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今回は、前回の記事で見落としていたダブル前の小さなシングルを上手にクリアできる様に取り組んだ。
できるだけ飛ばずに早めに着地し、次のダブルにむけて車体を整えつつ車速が乗る様に心がけた。

問題の小さなシングル

気を付ければ次のダブルへの進入までは高確率で上手く行き、ダブルも飛べる様になってきた。
これまではダブルで失敗して転倒することが多かったので自分なりには大きな成長だ。
ただ、まだ失敗することはあるので成功率を高めていきたい。
写真のさらに奥にある二つ目のダブルは未だに飛べないが、ここもいずれ飛べる様になりたい。

話は変わるが、ダブルで2個目の山に腹を打ち付けた時にESCが数秒停止してしまう症状があった。
腹を打つたびにそうなるので「オフロードでは良くある事なのかな?」と思っていたが、ピットに株式会社セキド(Hobbywingの日本代理店)の秋元宏太選手を見つけたので聞いてみることにした。

すると、そういうことは起こらない様になっているはずだから、マシンをみてくれると言う。
「なんと!世界のKohta Akimotoに私のマシンを見てもらえるなんて!Hobbywingを使っていて良かった!」
などと、私が横で感激していると、ものの数秒で問題点を指摘してくれた。
「ESC側のセンサーケーブルが抜けかかっていますね。」と。
やばい。これは恥ずかしい展開になってしまった。

確かに私が使用していたReedyのセンサーケーブルはESC(Xerun Pro Stock Spec V4)側が緩く、モーター(Xerun V10 G3R)側がキツかった。
Hobbywingのモーターに付属のセンサーケーブルを使えば大丈夫なはずですと、センサーケーブルをお貸しいただき試すことができた。
すると走りが非常にスムースになり、上手になった錯覚すら覚えた。
今まで私が気がつかなかっただけで、センサーケーブルがダメになっていて走りもギクシャクしていたのだろう。
相性の良いセンサーケーブルのメーカーもこの時教えていただけたのだが、緊張と感動で「Futabaのセンサーケーブルは大丈夫」ぐらいしか覚えていない。他にも数社、相性の良いメーカーを教えていただいたのだが。

秋元選手は終始にこやかに、そして親身になって相談に乗ってくださった。
実はこの日、私の中でモチベーションが少し低下していて「今日は寒いし、練習も面倒だなあ」などと思っていたのだ。
しかし、秋元選手の人柄に触れ、数分間だが秋元選手の走りも見学できた事によって再びやる気を取り戻すことができた。
「私もいつかあんな風に走らせたい」と強く思うことができたのだ。

さて、そんな風に走らせるためには自分でも色々試して経験を積んでいかなといけない。
まずはショックスプリングとダンパーオイルを変えて試してみた。
ショックスプリングはキットだと前後グレイが指定だが、少しフロントがクイックな感じがしたのでフロントを一段柔らかくしてホワイト、リアをグレイのままとしてみた。
うん、良いんじゃないだろうか。多分こんなもんだろう。
ダンパーオイルはキットの前後35番からフロント30番、リア27.5番としてみたが、もう一段階づつ柔らかくしてみても良いかもしれない。

試すべきことは他にも色々とありそうだ

他にはコーナリング時のリアグリップをもっと確保したいと思ったのでB6.3Dの説明書を片手に、リアアッパーアームのバルク側の取り付け位置を一つ内側にしてアッパーアームが長くなる様にした。
うん、急にすっぽ抜ける事がなくなった気がする。

リアのサスマウントもいじってみたがスキッド無しにすると難しく感じたのでキット標準のままとした。

まだ車をいじっても明確な違いは感じられないが、さらに経験を積んで良い車を作れる様になりたい。